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まちを考える02 3つの"S"で住みやすく、住み続けたい「まち」へ

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近い将来、必ずくるといわれている地震に備えて今までも各自治体や関係者が様々な啓蒙活動を行なってきています。もしもの時に備える防災対策よりもいつもの防災対策がとれればば慌てることもありませんし、減災へとつながります。
まちづくりにもつながる防災対策の要素としてあげられるのは、一つは安全な暮らしができること、二つ目は安心できる暮らしができること。そして三つ目はそれらを支え合えるコミュニティがあることがあげられると思います。
住みやすく、住み続けたいと思われるまちを作っていくには、これらの3つの要素を相互に関係づけて、循環型社会に適した持続可能で魅力あるまちづくりを行なっていく必要があります。
きっとそこには子供や大人たちの笑顔あふれる姿を見つけることができるでしょう。
そのためにもまずは自分たちが住む地域の特性を知ることが大切だと思います。そのきっかけづくりに地域マップは最適だと思います。個人ではなかなか難しいということであれば、専門家に協力してもらってもいいと思います。個人では気づかないことも多くありお互いに教え合うことができるので最初はその方がよいかもしれません。

普段、私たちは自分たちの住む町を俯瞰してみる機会はなかなかありません。見たとしても高架の電車から眺める程度でしょう。自分の目線から見える町と俯瞰してみる町は違って見えます。当然、見えてくるものも違いますので少し視点を広げて地域を見ることが出来ると思います。そこから見える課題もあると思いますし、普段生活されていて感じる課題もあると思います。自分でできること、すべきこと、地域で協力してやるべきこと、すべきこと、行政にしてもらわなければならないことを明確にしながら、地域とつながり、地域力を高めることにもなります。それが災害に対しても強くなることにつながっていくことにもなります。
上記にあげた3つの視点に立ち、町を俯瞰してみることで災害にも強いまちづくりのきっかけとなればと思っています。それが結果的に住みやすく、住み続けたいと思える「まち」へとつながっていくことを願っています。
ここでは一つの手法として防災マップを兼ねた地域マップづくりを取り上げていますが、防災だけでなく地域のまちづくりのためにも役立つものであると思いますので、様々な用途に使用できる地図として一度作成してみるのもいいのではないでしょうか。


二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


by zucky67 | 2009-11-09 09:50 | 研究活動

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


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