hiroshimaその11
2005年 07月 11日
そして厳島神社へ。
第一印象はやはり、台風による被害でかなり痛んで、それでもやっとここまで修復できたのかという感じでした。また朱色に塗られた建物と桧皮葺の屋根、と背景の緑とがマッチしていて景観としてすばらしいものがあった。ちょうど行った時間は大分潮が引いていてしまって建物と海との関係が見れなかったのが残念だった。やはり海と背景の山とに囲まれた自然環境の中のバランスがこの建物の良さを引き立てる。次回は満潮時に合わせて来れるようにしたい。
厳島神社のロケーションも最近本州側に向いているということを知った。それはいつも台風などによって大変な被害を受けているのをテレビで見ていると外海に面して建っているだろうなと思っていたからだ。回廊には昨年の台風による被害の様子が写真で展示されていたが、このような文化遺産を自然の脅威から守りぬいていくというのはただならぬ努力が必要だと思った。しかしそれを現代という時代まで連綿と守り続けてきた人たちの努力ははかり知れないものがあるだろう。そしてそれが歴史になり、また未来へと継承されていくということになる。従って現代に生きる者はしっかりと過去から未来への架け渡しをしてあげなくてはならない役割があるということを忘れてはならない。
by zucky67
| 2005-07-11 10:20
| 旅行