建具に使う金物を求めて
2006年 04月 10日
今日は襖などに使う金物を求めて新橋にある堀商店と赤坂にある清水商店に行ってきた。どちらも伺うのは初めてであるが、堀商店のものは過去に何回か使用した事もあり、一度ショールームを覗いてみたかった。
もう一つの清水商店の方は和風金物を扱う老舗の金物屋であり、知り合いの設計事務所の方が使っているのを見て、こちらも一度拝見したいと思っていたところでもあった。
清水商店では色々高価な引手などを見せていただき、その細工の細かさや職人さんが一つ一つ手作りでつくりあげているものを直に見る事が出来た。
中でも吉田五十八がデザインした引手を見せてもらったがこれがシンプルでいて品があるもので、値段もそれなりにする。一度どこかで使ってみたいと思うようなものだった。
引手一つとってみても量産物から手作りの物まで様々で値段も1桁ヘタしたら2桁違うようなものがあってとても深い世界である。
最近では海外から買いに来られる人もいるらしく、天袋用の引手などはブローチに加工して使ったりしているという。確かにちょっとしたブローチよりもいくら手作りとはいえ、値段はそれほど高くはなく、ジャパネスクな感じが伝わるので海外の人にとってはとてもいいのかもしれない。
設計者からするとそのような使い方は想像もしなかったのであるが、せっかくの伝統技術がなくなってしまうよりも使用目的が変われどその技術がいかされる方法があればそちらの方がいいと思う。
今の時代やはり跡継ぎがいなくて、職人さんたちが減っているということも伺い、設計者としてこういう手作りの世界の物を機会があればなるべく使って行ける様にしたいし、後世に伝えていけるものを残していけるように努力すべきではないかとも思う。
実際、値段以上にそこに込められた職人魂というものが見た目ですぐわかる。(同じデザインであっても)自分の目で見て確かめるというのはとても大切な事だと今回もつくづく感じた。
やはりできるだけ自分で見て触って自分の感性にフィットする物を探して行きたいと思っている。
清水商店の金物。機会を見つけて使ってみたい。
もう一つの清水商店の方は和風金物を扱う老舗の金物屋であり、知り合いの設計事務所の方が使っているのを見て、こちらも一度拝見したいと思っていたところでもあった。
清水商店では色々高価な引手などを見せていただき、その細工の細かさや職人さんが一つ一つ手作りでつくりあげているものを直に見る事が出来た。
中でも吉田五十八がデザインした引手を見せてもらったがこれがシンプルでいて品があるもので、値段もそれなりにする。一度どこかで使ってみたいと思うようなものだった。
引手一つとってみても量産物から手作りの物まで様々で値段も1桁ヘタしたら2桁違うようなものがあってとても深い世界である。
最近では海外から買いに来られる人もいるらしく、天袋用の引手などはブローチに加工して使ったりしているという。確かにちょっとしたブローチよりもいくら手作りとはいえ、値段はそれほど高くはなく、ジャパネスクな感じが伝わるので海外の人にとってはとてもいいのかもしれない。
設計者からするとそのような使い方は想像もしなかったのであるが、せっかくの伝統技術がなくなってしまうよりも使用目的が変われどその技術がいかされる方法があればそちらの方がいいと思う。
今の時代やはり跡継ぎがいなくて、職人さんたちが減っているということも伺い、設計者としてこういう手作りの世界の物を機会があればなるべく使って行ける様にしたいし、後世に伝えていけるものを残していけるように努力すべきではないかとも思う。
実際、値段以上にそこに込められた職人魂というものが見た目ですぐわかる。(同じデザインであっても)自分の目で見て確かめるというのはとても大切な事だと今回もつくづく感じた。
やはりできるだけ自分で見て触って自分の感性にフィットする物を探して行きたいと思っている。
by zucky67
| 2006-04-10 23:18
| 住まい