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vol.013 明日に向って撃て!

明日に向って撃て!(特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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「明日に向って撃て!」この映画はよく耳にするけれど一度も見たことがなかった。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード共演の映画ということは知っていたけれど内容は知らなかった。
一見、西部劇?と思ってしまた。

アメリカで公開されたのは1969年。
もう40年も前だ。
公開時の映画評は良くなかったらしいが、一般客には受け入れられて火がついたようだ。
見ていても静止画やセピア画像、ストップモーションなど当時としては画期的な手法を用いていたのには感心させられた。
夜景のシーンも疑似夜景をつくって撮影していたということだ。

「明日に向って撃て!」という邦題のタイトルからは西部劇のヒーローものを想起させるけれど、原題は「Putch Cassidy and the Sundance Kid」。
原題からこの二人が登場人物だというのがわかるけれど、内容が今ひとつわからない。(日本でいえば西郷隆盛と大久保利通みたいな感じなのかな?)
たぶん私たちにはなじみのない名前でもアメリカ人にとっては有名な二人なのだろうというのは推測出来る。

映画に限らず、邦題と原題が同じ場合もあるけれど大きく異なる場合もよく見かける。
その場合、よくわからないタイトル(外国人が先程の西郷隆盛と大久保利通というタイトルに惹かれるかといわれれば、誰?っていう人の方が圧倒的に多いだろう)なのだろうし、そそられるタイトルではない。内容は当然大切だけれどまずは見たくなるようなタイトルをつけるというのがとても大切なことだ。
反対にタイトルが面白そうで内容がアレっというのもあるので注意が必要ですけどね。

話を戻してこの映画は実話に基づいて作られていて、ブッチとサンダンスの友情を描いている。全体的にはアクションコメディー的だけれども今でも十分に面白いと思った。
特にポール・ニューマンの表情はとてもかわいらしく、笑顔が良かったですね。
描いている時代もあるが、未来の乗り物として登場していたのが自転車とは少し驚いた。
まあそう考えると更に100年後、200年後、移動手段として人間は何を身近な乗り物としているのだろうかと考えてしまう。
昔の映画を見て今の時代を見てみるのも面白いだろうし、多く見ることであの映画からヒントを得たものなのかな?なんて分かるようになるんじゃないだろうか。そんな気がしてるんですけど....。
(そのためには相当数見なくてはいけないし、繰り返し見なくてはいけないですね)

他にこの映画の中では三箇所ほど音楽だけのシーンがあって自分にとっては新鮮?不思議に思ったし、主題歌の”雨にぬれても”のポール・ニューマンとキャサリン・ロスの自転車のシーンはそこだけを切り出せばいいシーンに思えるのですが、流れからすると音楽のほのぼのさと映画の内容とが今ひとつ結び付きにくいように感じました。
今考えると少し荒削りなところもいくつかあるけれどそれがまた今の映画にはない面白さなのではないでしょうか。

番外的に二人の目の良さにはちょっとビックリさせられました。(映画の中の設定上)
そこまで見える?っていうくらいに本当に良かったのか、雄大な自然の中で回りに何もないからよく見えたのか、とにかく目がいい。
視力はおそらく5.0ぐらいだろうか。いや10.0か?

ところでポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの二人を見ているうちに、自分が知っている今の俳優で言ったら誰かなと考えてみたら、リチャード・ギアとブラット・ピットの二人に見えて来た。(あくまでも私見ですけど)

名作とされるものには何かしらその時代の感性を感じるとれるような気がします。今はCG全盛時代の映画を見慣れすぎているせいかこうして昔の映画を時々見ることは新鮮な感覚を思い起こさせてくれます。

自分の中で作品イメージはあれどもまだまだ見ていない名作は数多くあるので、いろいろ見てみたいですね。



by zucky67 | 2009-03-27 23:24 | 映画

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


by zucky67