カテゴリ:本( 34 )

酔って記憶をなくします (新潮文庫)

新潮社

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今日ご紹介する本はそのタイトルからもわかるようにお酒にまつわるエピソードを集めた本です。
自分も学生時代から数えること○○回、記憶をなくし次の日後悔したことか。
いろいろと失敗を繰り返し、現在に至るわけだけれども、当時はとにかく朝まで飲むこともしばしば。
今から考えるとなぜそこまで飲めたのかと思うくらい、今は飲む量もだいぶ減っている。

この本を読むと、世の中には自分以上の強者どもがたくさんいることに安心する?のであるけれど、意外に女性の方が多いのに驚き、大胆な行動に出るエピソードが満載で、酒飲みならばフムフムと頷くところも多く、思わず"ぷっ"と吹いてしまう箇所も多いので、あまり人前では読まない方がいいかも。

この本が好評だったのでしょう、続編も出てますので、興味がある酒飲みの方で日頃記憶をなくして自己嫌悪におちいっているかた、一度目を通して自分だけじゃないんだと確かめてみるのもいいかもしれません。

ますます酔って記憶をなくします (新潮文庫)

新潮社

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by zucky67 | 2012-01-27 00:00 |

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)

司馬 遼太郎 / 新潮社

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今更ではあるがご存知、司馬遼太郎の「国盗り物語」。
一、二巻が斎藤道三編、三、四巻が織田信長編という全四冊で構成されています。
先々月、岐阜城を見に行ったのをきっかけに一気に読んでしまいました。
司馬遼太郎作としてはとても読みやすく面白い内容だったと感じたのは気のせいだろうか。
当然、作者の創作部分が多く含まれているので、史実としてはどうかわかりませんが、歴史小説としてはかなり面白いと思ったのは事実です。
今まであまり戦国時代ものは読まなかったので、自分の持つ知識、内容としては学生時代に教わったことやテレビなどで放映される時代劇などからの情報が主だった。

松波庄九郎こと斎藤道三が立身出世していく姿と国盗りをするために美濃ノ国を乗っ取りながらも、道半ばにして討取られ、続いて娘婿の織田信長、姻戚関係にあって寵愛されていた明智光秀という斎藤道三にかわいがられながらも両極的な人物像を通して天下統一への道を描き、やがて本能寺の変へと向かう様子が書かれている。
三、四巻は織田信長編とありながらも、どちらかというと明智光秀サイドからの視点で物語は書かれているため、あらためて明智光秀という人物を知ることができた。
なにせ世の中は織田信長の方ばかりに目が向けられているため、神格化されている面もなくもない。斎藤道三や明智光秀という人物のイメージは世間的には、あまりいい方ではないのも確かだろう。しかし「国盗り物語」を読み終わった後は、これは司馬遼太郎の書き方なんだろうけど、良い悪いというイメージよりも3人ともやはり人間、戦国時代に生きた人間のもつ感情、心情などが垣間見れた感じがします。

余談ですが、ちょうど読み終わった後に、時代劇専門チャンネルで北大路欣也主演の「国盗り物語」が放映されていたので見ました。
これはテレビ東京の新春ワイド時代劇で放送されたものを全10回にしたもので、この三人を表現するにはあまりにも時間が短く、話の展開がとても早く感じたが、渡部篤郎さんの明智光秀は、光秀の悲壮感をよく表現されていたように思う。
一方、同時期に「戦国BASARA」というアニメも放送されていて、なにげにどんなものか見ていたら、これがちょっと面白くて結局全部見てしまった。明智光秀があまりにも「国盗り物語」とかけ離れたものだったので、逆に印象に残ってしまった。

さて今は司馬遼太郎原作の豊臣秀吉を主人公にした「新史 太閤記」を読んでいる。その次は「関ヶ原」、「城塞」と読みすすめてまずは戦国時代四部作を読破しようと思っている。

その他にも今回をきっかけに他の作家が書いた織田信長、明智光秀について読んでみたいし、まだまだ読む本がたくさんありますね。

これからもいろいろな本に出会っていきたいし、出会って行けたらと思います。

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by zucky67 | 2011-07-02 13:28 |

本棚の一冊 024 小出 裕章

原発のウソ (扶桑社新書)

小出 裕章 / 扶桑社

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東日本大震災が発生してから3ヶ月が経ちました。
死者・行方不明者を合わせると2万3千人にものぼり、いまだ避難者も9万人近い数字となっています。
もう3ヶ月なのか、まだ3ヶ月しか経っていないのか。
復興ムードの一方で、まだそれどころではない場所も多くあると思うとなんともいえない気持ちになります。
政治のゴタゴタも内輪揉めというか、復興に向けて前進するべき時に何をしているのかな?
いろいろと進んでいるんだろうけど、あまり伝わってこないのは残念。

また毎日のように報道されている震災関連のニュースも徐々に減り、原発は一体どうなっているのだろうかと気になっている人も多いことだろう。

一見、小康状態のように見える原発問題。
今後どのようなシナリオが待ち受けているのか、誰もよくわからない状態だし、最悪の場合はどんなことが起きるのだろうか?街は、だいぶ平常に戻っているし、震災があったことを一瞬忘れさせてしまう。

しかし当初から政府や原子力関係者たちがいう「すぐには健康被害はでない」という言葉に違和感を感じていたので今回、アマゾンでも高評価だった京都大学原子炉実験所 助教の小出裕章氏が3.11事故後に書き下ろした「原発のウソ」という本を読んだ。すぐに読める内容になっているので興味のある方は手にとってみてください。とてもわかりやすく解説されており、原発の恐ろしさや原子力に対する認識をあたらにすることができた。
なかなか難しい問題ではあるが、テレビなどで流れる情報はほんの一部に過ぎず、すべてではないが情報操作が行なわれている場合もあるので、多方面から情報を収集し、そこから判断することが望ましい。
ただ専門家にいわれればそれが正しいと思ってしまうことも事実である。何が正しく、何が間違っているか問題ではなく、個人個人が判断できるような材料を提示するということが、国として最低限やる必要があるのではないだろうか。

どう客観的に見ても、今回の震災によって根本的にエネルギー政策の転換が必要だということが示されたのはいうまでもないだろう。
すぐにというわけにはいかないが、同じ過ちをおかさないためにも大きく舵を切る必要があるのは誰がみてもそう思うに違いない。
加えてエネルギー政策の転換をスムーズにするためにも、過剰な電力依存をしないようにひとりひとりのライフスタイルも見直すキッカケにもなっているのは確かだ。
これを機会に何か変わってくれればよいのだが.....。

今回の震災によって被害を受けた被災地の復興は10年単位になると思うけれど、100年、200年先に過去の人間は愚かだったといわれないように行動していくことが問われている、そんな気がする。

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by zucky67 | 2011-06-12 18:02 |

まさかさかさま動物回文集

石津 ちひろ / 河出書房新社

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先日、ミッドタウンのTSUTAYA Lifestyle CONCIERGEに立ち寄った時に、相棒が見つけた一冊です。動物をネタにした(一部動物ではないものもありますが)逆さから読んでも同じになる「さかさ言葉」、いわゆる回文を集めた回文集絵本です。
初版はもう20年ぐらい前になるのですが、2007年に復刊されました。
一般の書店ではおそらく自分たちが目にすることはなかったと思いますが、TSUTAYA Lifestyle CONCIERGEのような場所だとセレクトされた本が置かれているので珍しい本なども発見することができますね。

この本は遊び心たっぷりの絵本なので、子供から大人まで十分に楽しめると思います。
ましてやちょっと疲れた時にほっこりしたいなんて時にはいいかもしれませんね。

動物ではないんですが、「けむしにしむけ(ケムシ、西向け)」なんてちょっとおかしい。

もし本屋で見つけたら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
思わずぷっと吹き出しそうになったら、手元に置いておく一冊にどうですか。

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by zucky67 | 2010-10-19 10:22 |

本棚の一冊 022 万城目学

鹿男あをによし

万城目 学 / 幻冬舎

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今頃という気もしますが、万城目 学氏の「鹿男あをによし」を読んだ。
先月奈良へ旅行に行ったこともあり、話の中に出てくる立地のイメージがし易く、頭の中で映像として浮かびあがって読むことができた。
当然、本作品も万城目ワールドあふれる作品となっている。
「鴨川ホルモー」の印象が強すぎて次回作に対する読者の期待度も上がるわけで、著者も大変だろうなと思ってしまう。しかしその期待に対し裏切らない話を展開させてくる万城目ワールドに自分が読者として引込まれてしまいました。
同タイトルのドラマを玉木宏さん主演でやってましたが、このドラマの方は残念ながら見ていなかったので、どんな感じに仕上がったのか確認してみたいなあとも思いました。

まだ万城目ワールド未体験の方は一度お試しあれ!

玖美刺しゅう展'10


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by zucky67 | 2010-04-10 14:42 |

本棚の一冊 021 里中哲彦

鬼平犯科帳の真髄 (文春文庫)

里中 哲彦 / 文藝春秋

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池波正太郎の「鬼平犯科帳」は好きな本の一つ。
この本はテレビ版「鬼平犯科帳」について詳しく語られているが、10年以上も前の本(文庫版は8年前)であるために最近のテレビ版についての話は書かれていない。
しかし毎週時代劇チャンネルで「鬼平」を見ているが、自分はここまでコアな見方はしてなかったのでその内容、観察力に瞠目する。
この本を読むことでまた違う視点でテレビを見ることが出来るから面白いですね。

個人的には池波正太郎三大作品の中では「剣客商売」が「鬼平犯科帳」よりも少しだけ好きですが、池波文学は全般的によく読んでいます。

鬼平が好きな人なら一度読んでみてもいいかもしれませんね。

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by zucky67 | 2010-03-23 13:13 |

神去なあなあ日常

三浦 しをん / 徳間書店

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三浦しをんさんの本はこれが初めて。
宮崎駿氏も推薦する本。
内容は高校を卒業したばかりの主人公が山奥でひょんなことから林業の研修を受け、そこで経験するさまざまことを通じて成長して行く様を描いたもの。
今の日本では林業は衰退している分野でもあり、とてもハードな職業の一つ。日本の国土面積の2/3は森林が占め、世界でも有数の森林大国なのですが、その資源が有効に使われていない現状があります。当然のことながら国産材を利用して木造の家を建てて行こうと思えば同時に林業振興もはからなくてなならない。この本を読むと林業の一部を垣間みることができ、実際とは違う部分もあるとは思うが、一般の人が林業を知るきっかけにはなると感じた。

都会暮らしと田舎暮らし。
人としてどちらがいいということは本人が決めることだとは思うけれど、人が生活する場所によって、その人の生き方っていうのも当然変化して行くものだし、またつきあう人たちによっても人間性っていうのも変わって行くんじゃないかと思う。人と人、人と場所という関係性の中で何を感じて生きて行くかということも考えさせてくれる本ですね。

しかし小説とはいえ、林業に目を向けたことでいろいろと考えさせてくれる内容でしたし、そういいながらも堅苦しいものではなく、とてもおもしろおかしくユーモラスたっぷりのものでした。
一度手に取ってみてください。おすすめの本です。

最近、こんな生活もいいかなって思うようになったのは年齢のせいかぁ?

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by zucky67 | 2010-01-26 22:31 |

本棚の一冊 019 森博嗣

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)

森 博嗣 / 集英社

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好きな作家の一人である森博嗣氏が新書を出したので読んでみた。
今回は小説ではなく自己啓発本的な感じになっている。
結構、クールなイメージもあったけれど泥臭く地道にやっていくことが、自由を獲得することへの近道なのかなとも思った。
夢は願わなければ叶わないし、あきらめなければ挫折しない。
「本当に願っていれば、どんな夢でも叶う」という言葉は的を得ていると思う。

人には1日の時間が平等に24時間与えられている。
時間の感じ方は人それぞれではあると思うけれど、それをどう活かすかは個人の努力次第である。

この本は自分の思いどおりになることが、すなわち自由であることということを教えてくれる本で、森博嗣氏の素顔に近い別の顔が少し感じられる本でした。
いろいろな自己啓発本はあれども参考になる部分があった本である。

たぶん手元にある本で一番多いのは森博嗣氏の本であると思う。

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by zucky67 | 2009-11-25 21:28 |

本棚の一冊 018 土屋賢二

貧相ですが、何か? (文春文庫)

土屋 賢二 / 文藝春秋

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自虐ネタ満載の土屋賢二教授のエッセイ。
個人的にはとにかく笑える。事実なのか、創作なのか、妄想なのかわからないけれど、とにかくここまでくるとある意味天才的ではないかと思えてしまうほどあり、幸福感に満ちあふれてしまう読後感は爽快感にも通じるところがあります。

ちょっと落ち込んだときなど読むと勇気がわくかもしれません。
興味がある方は手に取ってみるのもいいのではないでしょうか。

わたしはもう先生のファンです。



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by zucky67 | 2009-11-07 16:48 |

本棚の一冊 017 手塚治虫

ジャングル大帝(1) (手塚治虫文庫全集 BT 10)

手塚 治虫 / 講談社

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ジャングル大帝(2) (手塚治虫文庫全集 BT 11)

手塚 治虫 / 講談社

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今日は手塚治虫のジャングル大帝。
今月から生誕80周年記念の文庫全集が発刊され始めました。
全200巻ということなので全部揃うまで3年ぐらいかかるようです。

以前から手塚治虫の漫画をしっかり読みたいと思っていたので今回まずは子供の頃見ていたアニメのジャングル大帝を手にしてみました。

読んでみるとまったくアニメの印象と違うのに少し驚きました。
実際に手塚治虫氏のあとがきにはストーリーがそれぞれ違うということが書かれていたのでなるほどと思ったけれど、ある意味新しい発見をした感じです。

興味のある方は手に取って読んでみてください。


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by zucky67 | 2009-10-16 09:31 |

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


by zucky67
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