タグ:まちづくり ( 8 ) タグの人気記事

まちを考える04 地域Mapをつくる その1

何回かに分けて地図作成例について説明していきたいと思います。参考程度に思ってください。それぞれの地域によって課題や問題があると思いますのでそれに合わせた地図づくりでいいと思います。
d0016587_19422287.jpg

まずは自分の家の廻りの地図を用意します。
できれば白地図のほうがいいですね。
今回は、ダウンロードして活用しました。自治体によっては提供しているところもあると思いますので、チェックしてみてください。

最初に道路や鉄道などを書き込みます。(色分けしてみるとより分かりやすいでしょう)
これによって周辺地域の大きなつくりが理解できると思います。
私の住むエリアは鉄道の高架によって東と西に分断されているため、大地震で万が一倒れてしまった場合は、逃げるエリアが決まってしまうということがわかりました。

また、川や水路を書き込んでみると思った以上に多い事がわかり、全体的に地盤の強度は期待できないように感じました。

こうして書き込んでみて初めて自分自身も理解でき、どういう対策がいいのか考えるきっかけとなります。

また通学路も書き込むと防犯対策上の検討も出来ると思います。
主要幹線道路以外にも私道などをチェックしてみると案外、行き止まりになってたりします。

その2に続く

二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab



[PR]
by zucky67 | 2009-11-09 19:55 | 研究活動

まちを考える03 地域Mapを活用して防災対策

普段生活していてもなかなか周辺地域のことが分からないという方や分かっているつもりになっている方、分かっているけれど地図を作ったことがないという方は一度、お住まいの周辺の地図に道路や鉄道、路地、緑道、通学路、川、水路など色分けして地図に描いてみると、まちのつくりが見えてきます。道路だけでなく、同時に周辺の地形や地質なども調べてみると土地が持つ特徴がわかります。
災害に遭ってからでは遅すぎます。さいたま市では近い将来に起こるであろう地震に対しての被害想定をまとめています。モシモという防災意識からイツモという防災意識へと変わるためにもぜひ一度試されることをお勧めいたします。
地図を作成することは防災の観点からの弱点を知り、自分たちで出来ること(自助)、協力し合って出来ること(共助)、行政がやるべきこと(公助)を明確にできます。特に以下の3点について役立つと思われます。
この地域マップは防災マップの意味合いが強いかもしれませんが、住みやすく、住み続けたくなる「まち」を築くためのツールとしてもお役立て出来ると思います。これを機に地域コミュニティのあり方、地域のあり方が見直されることを期待しています。

1.地域の安全・安心をチェック
通学路の点検、避難経路の検証、避難場所の確認、危険箇所やブロック塀のチェック、自動販売機の位置、災害時に役立つ場所の確認、交通量の多い箇所、犯罪の起きた場所、夜間危険となりそうな場所など、その地域で問題になっていることやなりそうなことをプロットしていくことで、何から解決し、対策をしていけばよいかを明らかにしていきます。
2.災害に強い地域力・地域コミュニティの形成
災害時には協力し合うことは不可欠。地図作りを通じて地域コミュニティの形成に役立てることもできます。地域で同じ情報の共有がより強い地域コミュニティを生みます。それは同時に災害に強い地域力をつくることにもつながります。
3.地域資源の再発見
地図をつくることで意外と知らない地域の風景を発見できます。また知っていても別の視点から見ることで地域資源の再発見につながることもあります。これは地域のまちづくりにも役立つと思われます。

一度、作ってみるといろいろと課題や問題点が見えてくると思いますので、チャレンジしてみてください。


二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab



[PR]
by zucky67 | 2009-11-09 12:38 | 研究活動

まちを考える02 3つの"S"で住みやすく、住み続けたい「まち」へ

d0016587_9475137.jpg

近い将来、必ずくるといわれている地震に備えて今までも各自治体や関係者が様々な啓蒙活動を行なってきています。もしもの時に備える防災対策よりもいつもの防災対策がとれればば慌てることもありませんし、減災へとつながります。
まちづくりにもつながる防災対策の要素としてあげられるのは、一つは安全な暮らしができること、二つ目は安心できる暮らしができること。そして三つ目はそれらを支え合えるコミュニティがあることがあげられると思います。
住みやすく、住み続けたいと思われるまちを作っていくには、これらの3つの要素を相互に関係づけて、循環型社会に適した持続可能で魅力あるまちづくりを行なっていく必要があります。
きっとそこには子供や大人たちの笑顔あふれる姿を見つけることができるでしょう。
そのためにもまずは自分たちが住む地域の特性を知ることが大切だと思います。そのきっかけづくりに地域マップは最適だと思います。個人ではなかなか難しいということであれば、専門家に協力してもらってもいいと思います。個人では気づかないことも多くありお互いに教え合うことができるので最初はその方がよいかもしれません。

普段、私たちは自分たちの住む町を俯瞰してみる機会はなかなかありません。見たとしても高架の電車から眺める程度でしょう。自分の目線から見える町と俯瞰してみる町は違って見えます。当然、見えてくるものも違いますので少し視点を広げて地域を見ることが出来ると思います。そこから見える課題もあると思いますし、普段生活されていて感じる課題もあると思います。自分でできること、すべきこと、地域で協力してやるべきこと、すべきこと、行政にしてもらわなければならないことを明確にしながら、地域とつながり、地域力を高めることにもなります。それが災害に対しても強くなることにつながっていくことにもなります。
上記にあげた3つの視点に立ち、町を俯瞰してみることで災害にも強いまちづくりのきっかけとなればと思っています。それが結果的に住みやすく、住み続けたいと思える「まち」へとつながっていくことを願っています。
ここでは一つの手法として防災マップを兼ねた地域マップづくりを取り上げていますが、防災だけでなく地域のまちづくりのためにも役立つものであると思いますので、様々な用途に使用できる地図として一度作成してみるのもいいのではないでしょうか。


二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2009-11-09 09:50 | 研究活動

まちを考える01

昨日の南区ふるさとふれあいフェアで展示したものです。
d0016587_21555727.jpg
d0016587_2156487.jpg
d0016587_21561198.jpg


詳しい解説は後日にします。
今日はこんなのも展示したり、考えたりしていますという紹介です。


[PR]
by zucky67 | 2009-11-02 21:58 | 研究活動

雑記 157 岩手・宮城内陸地震から一年

岩手・宮城内陸地震が発生して今日でちょうど一年が経つ。マグニチュード7.2、震度6強という規模の地震で死者行方不明者合わせて23名、負傷者448名という犠牲者が出た地震だった。
14年前に起きた阪神・淡路大震災のインパクトに比べると小さいかもしれないが、犠牲者が出た事には変わりはない。
その間にも2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、2007年の能登半島地震、新潟県中越沖地震と大きな地震は日本各地で起きています。
また世界でも四川大地震やスマトラ島沖地震など規模が大きな地震が起こっています。

いつか首都圏直下型地震が起こるといわれていますが、震災はどこで遭遇するかによってその行動は違ってきます。
いろいろなパターンを考えてパニックにならないように普段からの意識や行動が重要だとは思っていても人間なかなかそう簡単にはいかないもので、実際になってみないとわからない部分が多く、言われても実感がわかないとやらないし、頭で理解していても行動に移せない場合が多いことは確かです。

日本各地では毎日多くの地震が発生している事実があります。(最近、コンピュータ上に毎日の地震の発生する情報がわかるようにして初めてその多さにビックリです)
そしていつ何時地震が起こるかは誰も予想できません。
心構えだけはしておかないといけないのかもしれないですね。

防災自体は自分自身の専門分野ではないけれど、設計をしている専門家という立場でどこまでできるのかわからないが、一市民としての立場を考えながら防災・減災のまちづくりをしていくことが大切だと考えています。


[PR]
by zucky67 | 2009-06-14 18:28 | 雑記

其の5 埼玉のアイデンティティ

自分の生まれは静岡県。
東京の大学に通うようになって埼玉県に住むようになった。
早いもので20年以上が経過した。
しかし心の拠り所は小さい頃を過ごした生まれ故郷にあると今でも思っている。
ただ実質的に埼玉県に住んでいる方が、長くなったしまった現在、埼玉県という地域に対して自分自身何が出来るのかということを最近考えるようになってきた。
ちょうどそんな時、先月の24日から5日間にわたって日経新聞の埼玉版に「埼玉に問う」という記事が書かれ、興味深く読ませていただいた。

今まで埼玉県は東京都に隣接している関係もあって、人口増、大規模消費、優良企業の誘致という事も出来た。ところがサブプライムローンやリーマンショックなどの金融破綻による世界経済の失速が大きく影響しているようだ。また今後25年ぐらいで急激な埼玉県の人口減、高齢化という数値も出て来ている。

2008年の日経リサーチの地域ブランド力調査によると埼玉は「住みたい県」の全国14位。しかし東京をはじめ、神奈川や千葉はベスト10に入っている。従って東京周辺では一番人気がないということだろう。

更にショックなデータとしてはじゃらんの宿泊力調査によると「今後一年間で行ってみたい都道府県」で、全国47位(最下位)、「その県を旅行に訪れてみた人の満足度」は46位。埼玉県にも観光地として川越や秩父などあるとは思いますが、全国区の観光地ではないということもあって知名度は低いのかもしれない。(実際には関東に住む人しか知られていない)
加えて日経リサーチ地域ブランド力調査では「行ってみたい県」の46位。そして「自分が住んでいる県への愛着度」は、47位と最下位である。

ここまでくるとなんだか開き直りたくなる結果ですね。
逆にそれを売りにしてもいいのかも。人が集らないことには地域の活性化ということはなかなか見込めないのも事実ですし、もっと地域と向き合えば何かしらあるとは思うのだけれど、これがなかなか見つからないのが現実なんですね。

今、国では道州制の導入を検討しているみたいですが、関東は北と南に分かれるのですかね。
埼玉県が南関東州に入るのか、北関東州に入るのかどうなんでしょう。どちらに入るかはいろいろ課題がありそうですが、埼玉県内にあるメーカーなどの支店や営業所などではよく北関東支店とか北関東営業所という名がついているのを目にします。
自分にとってはちょっと違和感はあったのですが、行政や経済界などは北関東でリーダーシップをとりたい意向もあるらしく北関東州に傾いている向きがあるようですね。
ただ埼玉県でも東京に近いエリアに住んでいると東京と一緒の南関東州に入るのがしっくり来る感じがするのは自分だけではないような気がします。

いずれにしてもこの記事を読む限り、埼玉県のブランド力は恐ろしい程低く、住んでいる人たちの嗜好が東京を向いているために愛着度も低いということが言えるわけで、これから進むべく方向性をしっかりもたないとますます取り残されて行きそうな感じがしますね。

10年後、20年後、そして30年後にどういう埼玉県になっているのか、難しい問題、課題だとは思いますが、その頃には住んでみたい県でベスト10に入っているように魅力あるまちづくりを官民一体となって取組んで行かなければ行けない時期に来ているんでしょうね。

さて自分もその頃はどこで何をしているのでしょうか???

ケセラセラかな。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

ホームページ
design studio bAOBab

建築家11人に無料で相談できる
アーキテクツデスク
コラム掲載中、興味のある方のそいてみてください。


[PR]
by zucky67 | 2009-03-22 18:02 | サンデーコラム

まちづくり会議に参加して その2

まちづくりと一言でいってもいろいろなアプローチがある。
文化財の保存、再生や商店街の再生、震災後のゼロからはじまるまちづくり、建築協定を通じて考えるまちづくりなど様々な視点から建築士という立場で取組んでいる。
その中、異色だったのが地域SNSを通じてまちづくりをやろうという大阪市立大学の藤田先生の事例報告だった。なんとなくモヤモヤしていたものがすっーとしていく感じを受け、自分にとって一番取っ掛かりやすいと思い、2日目の分科会に参加した。

今現在、いろいろと地域格差が叫ばれている中、コンピューターを使ったまちづくりという発想は面白いし、次世代につながって行く予感がした。

しかし本来のまちづくりはリアルなつきあいになる。ただリアルな分、物事を進める時や情報交換などには時間がかかることも確かである。
WEB上で気楽にやりとり出来る様になれば今度は時間の方がリアルになり、もう少しコミュニティの輪が広がって行く可能性はあるんじゃないかと思っている(問題点は多くあるとは思うが)

とにかくやってみる、行動してみるということが大切で、まちづくりのリアルとアンリアルな世界をしっかりとつないでいくのが建築士としての職能だし、建築士のやるべき仕事の一つではないかと思う。コンピューターを使えば当然のことながら日本全国の地域の取り組みの情報も入ってくるし、意見交換も容易にできるので、同じように考えている人や悩んでいる人など情報を共有することで何か解決策を見つける事もできる気がする。

まちづくりのひとつのツールとして地域SNSの活用は面白い取り組みだと思うし、何ができるかこれからが楽しみだ。
自分にできることからコツコツとやって、住み良くて心地よいまちなみ、まちづくりができればいいなと思う今日この頃です。

[PR]
by zucky67 | 2008-01-30 22:34 | 住まい

まちづくり会議に参加して その1

先週の金曜と土曜日の2日間、日本建築士会連合会まちづくり委員会主催の第17回まちづくり会議というものに参加してきました。
全国からまちづくりに取組んでいる建築士が集まって意見交換し、交流をはかるもので、今回のテーマは「まちづくり建築士と仕掛け」〜まちづくり・次のステージへ〜で1日目は6人の事例報告があり、2日目は各テーマ毎のグループに分かれ、ワークショップ形式で意見交換をした。
そもそもなぜ今回参加したかというと、もともと住宅の設計を通じて心地よい住環境をつくっていきたいという気持ちがあり、それが家1軒ではなく、まち全体を心地よくするためにどうすればよいかと常に考えているからだ。
しかし今の日本は、すべてがダメとは言わないがどこに行っても同じようなまちなみで、個性も無く、家は立派なのにまちなみとしてはどうだろうというものも良く見かける。また周辺環境を無視したような乱開発などもまちなみを壊してしまう原因にもなっている。
1/1で考える住宅のようにパブリックな空間も同様に考えなければいけない。一人の活動では限界があるため、同じ様に意識を持った人たちと意見交換ができればと思い、参加してみた。

格差社会、少子高齢化社会をこれから迎えようとしている日本。人口が年々減り続ける時代にどうやってまちを、すまいを創って行けばよいのか、今まさに建築士の職能が問われる時代になってきたと感じている。つづきは次回に。

[PR]
by zucky67 | 2008-01-27 22:46 | 住まい

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


by zucky67
プロフィールを見る
画像一覧