タグ:建築基準法 ( 4 ) タグの人気記事

建築確認簡略化へ

先週、建築基準法の運用改善の方針が発表されました。3月末をめどに公布し、6月施行の予定だそうです。
主に建築確認日数の短縮と提出資料の簡素化、違反があった場合の厳罰化の3本柱。
現在、審査期間最大70日を半分の日数で済むようにするということのようですが、結局はもとにもどるということで、実は厳罰化しただけということになるのではないかと心配です。
4号建築物は当面そのままのようなので大きくは影響はないと思いますが、確認申請はいつも感じることですが、手続の簡略化ということが問題なのではなくて、審査する側の判断力のレベルアップも同時に必要ではないかと感じる。
書類を出す側、受け取る側双方が同じレベルで話をしないと杓子定規で物事が判断されてしまうことも出てきてしまう。
今回の簡略化はマンションやオフィスビルなど大型物件に対しての緩和であって、景気対策の意味合いもあると考える。
法律は時代が進めばいつの間にか時代遅れになってくる。したがって、その時代に即した形でいろいろ変わって行くべきだと思う。
しかし最近、住宅に関する法律や政策は、表面的には一見良さそうに見えるものも実はそれが本当に良いことなのかよく考えなければいけないと思うようになってきている自分がいる。
次の世代に引き継いでもらえる住宅を造りたいだけなのに、なぜか小難しくして行く業界は結局どうして行きたいのだろうかと考えてしまう。

ちょっと話がそれてしまいましたが、とにかくまた建築確認が変わるということだけは確かのようです。また書式とか変わるんでしょうかね。
こうした状況が落ち着いた頃にまた何が起こるかわからないから、今はというか今後もただひたすら自分が信ずることをやって行くしかありません。


二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2010-01-25 09:27 | 気になるニュース

業務報酬と工事監理ガイドライン

昨日、業務報酬と工事監理ガイドラインについての講習会を聞いてきた。
業務報酬に関しては以前告示1206号という基準があったが、今年の1月7日に告示15号という新しい基準が設けられた。
具体的には実費加算方法か略算方法の2通りのどちらで決めることになる。しかしこれらはあくまでも標準的な設計、それも新築物件に当てはまる基準であって、リフォームや特殊な構造物には適さない。
ざっと計算してみると設計料がとても高額となってしまうため、現在一般的に認知されている総工費の10%前後の設計料という金額とはかけ離れたものになってしまっている。

どうしてこういう基準になったのだろうと不思議に思う。
はっきりいって使えない基準になっているからだ。
本来ならばそれだけ高額の報酬を受け取るべきということなのだろうが、結局払うのはエンドユーザーであって消費者保護の観点の流れでのいろいろな改正であったはずなのに、結果的には消費者への負担は増すばかりである。

おそらくこれらが一般消費者に認知されていくことは難しいのではないだろうか。
自分たちも理解していないものをどう消費者に説明したらよいかわからない。
ましてやあまり現実的でないものを利用するのは難しい(利用しなくても良い基準となっている)し、今のままでは実用的ではないと感じた。

それよりも設計行為に対しての対価を細かく示す方が良いのではと思う。
例えば、意匠設計(企画、基本、実施、工事監理それぞれいくら)、構造設計、設備設計、確認申請、その他の申請などと何にいくらかかりますということをはっきり示すことが消費者にとってはわかりやすいのではないだろうか。
とにかく新しい基準が出たもののもう少し吟味した上で自分たちの設計料の考え方に反映させるものは反映させていきたいとは思っているが、もっと消費者にとってわかりやすい基準にしていきたいと思っている。

一方、工事監理ガイドラインという基準も今年9月にまとまったということで今回、はじめて工事監理の考え方が示された形となった。
ただこれも新築物件用でリフォームなどは別ということだ。
フローからストックへと移行していくべき時期に新しい基準はいまだに新築を対象としている。どこかおかしいと思っている自分がいる。

これからおそらく改修、改築、大規模修繕に対する基準も出てくるとは思うけれど、社会のスピードと法整備はタイムラグがどうしても生じてしまう。

本来ならば業界全体が自主的にいろいろと取り組んでいければいいのでしょうが、同時に足並みを揃えることは難しいことだと思うし、問題が生じてからでないと動きが取れないというのも事実だろう。
しかし結果的に法律や条例、告示等で縛られてしまうということは業界全体が国から信用されていないのではと勘ぐってしまう。

今の建築基準法にしろ、建築関連の法律は新築ベースに考えられているからいずれ、新しい基準を必要とする時代がやってくるだろう(本当は今でも必要だとは思うが)し、数年、いや10年単位で変化していきそうな気がするのは自分だけでなないと思う。

慌てないためにもその心構えだけはしておきたい。

もう少し続きそうですね。

二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2009-12-08 22:54 | 建築

建築基準法抜本改正なるのか?

台風が近づきつつあるけれど、明日は直撃するのか?

民主党政権になって1ヶ月経ち、毎日のようにいろいろと報道されている内容を見ると変わっていこうというスタンスが感じられる。
今までどうしていたのか不思議に思うところもあるけれど、とにかくがんばってほしい。

しかし前原さんをテレビで見ない日はないというくらいに駆け回っていますね。いかに国交省の仕事が多岐にわたるかわかるし、頭を整理するだけでも大変じゃないだろうか。

さてその中でも自分の業務に直結してくることは建築基準法の抜本的改正の問題である。
まずは来年の通常国会に建築基準法の改正案を提出する予定らしいが、どれだけ抜本的改正になるのかわからない。
ここ数年、毎年のように法律が変わっているので対応していくのが大変ではあるが、社会システムが変化しようとしている時期だけに仕方のないことかなとあきらめムードもなきにしもあらずですね。それだけ社会自体が変化している証拠なのかな。

基準法を改正するのはいいけれど、浸透するまでは時間もかかるし、行政側も含めてレベルが上がらなければ意味もない。個人的にはあまり縛られないようにしてほしいし、後世に残っていくようなまちなみを作れるような法体系になっていってほしいと願っている。


[PR]
by zucky67 | 2009-10-07 09:57 | 気になるニュース

新建築士元年

新建築士元年。
そんなタイトルが今年最初の日経アーキテクチュアの表紙を踊る。

昨年の建築基準法の改正が第1弾だとすれば、今年改正される建築士法が第2弾。
そして来年、第3弾となる特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律。
次から次へと法律が施行される。

細かな内容は譲るとして3年かけて建築業界においてさまざまな法律の改正、施行が行なわれる。その他にも省エネ法の改正、税制問題など直接、間接問わず、周辺環境の法整備が整い、今までのやり方では通じなくなりつつある。まさに変革の時期にきている。

これが建築士の地位向上につながっていけばよいが。(なかなかそういうわけにもいかないかな。)
しかし昨年のような混乱を招くような対応は避けなければいけないだろうし、消費者に対する影響を理解してもらう様にしなくてはならないと思う。

こういう時代ではあるけれど、住まいの本質を見失ってはいけない。
設計を通じて時代にあった住み心地の良い住まいを提供出来る様にしていかなくてはならないし、その住まいが次世代へとつながって行く物にしなければならないと思っている。

[PR]
by zucky67 | 2008-01-12 12:48 | その他

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


by zucky67
プロフィールを見る
画像一覧