タグ:近江八幡 ( 5 ) タグの人気記事

04_八幡堀

d0016587_23404388.jpg
時代劇を見るかたにとってはおなじみの近江八幡にある八幡堀。
一度訪れてみたいと思っていた場所。
映像では上手くカット割りしているため、江戸時代そのままの風景だと感じるが、実際その場に立ってみると意外と現代的なものも多く目に入る。
昭和40年代にはかなり荒廃した状況だったようだ。
昭和50年代から市民の保存運動の高まりとともにこのような景観となり、現在まで保たれている。
ただ当時はいろいろと改修か保存かということで市民の間でも議論があった。
景観を維持していくのは大変であるが、一度失ってしまうとなかなか取り戻しにくくなる。
今となってはこの風景が残っているからこそ、江戸時代の川端の風景が表現できる。
訪れたのは随分前になるが、冬だったので次回は少し緑が生い茂る雰囲気を味わえる時期に行ってみたい。

日々の出来事住まいとくらし

二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab
[PR]
by zucky67 | 2016-03-13 23:58 | 風景
池田町洋風住宅街の最初に位置する住宅は1936(昭和11年)に完成した石橋邸。
d0016587_12375886.jpg

建物よりもどちらかというと赤煉瓦の塀と門柱が目を引く。
建物自体はどちらかというと和風で、塀のレンガとの対比が面白い。
d0016587_14334479.jpg

これは塀や門柱に使われている焼き過ぎレンガ。
ヴォーリズ建築のシンボル的存在だそうだ。焼きすぎて膨張してしまい、商品価値がなくなったものをコスト低減のために使用したということです。
いつの時代も建築を作る上でコストをどう絞り込めるかということは課題ですね。
d0016587_1238172.jpg

国有形登録文化財に指定された建物で1913年(大正2年)完成した吉田邸。
カワイらしいファサードを持つこの家はコロニアルスタイルの原点ともいうべく住宅となっています。
d0016587_123840100.jpg

こちらも国有形登録文化財に指定された建物で1913年(大正2年)完成の3階建ての旧ウォーターハウス邸。一昨年に老朽化に伴って修復、改修工事が済んだということもあって、外観はきれいになっていました。
こちらも外観のみの見学です。
この住宅の隣にはヴォーリズの自宅があったようですが、それは既に解体されていて現存しません。
d0016587_123902.jpg

これは長屋形式の集合住宅。界壁はレンガ積みの2世帯住宅である。現在も使われているために見学は外観のみ。
d0016587_1343568.jpg

ヴォーリズ建築散策の最後は1886年に八幡警察署として建設され、1953年(昭和28年)年にヴォーリズによって改修された市立資料館。
随所にヴォーリズらしさが出ている建物で資料館となっているため、有料ではあるが見学可能。

やっとこれで近江八幡に現存するヴォーリズ建築の散策は終了です。
中を見学可能なものでも見学できなかったものを含め、結局25棟のうち21棟見て回りました。
おそらく昔はもっとヴォーリズの建物はこの町に存在していたことだと思いますが、今でもこの棟数が残っているということは近江八幡にとってすばらしい財産だと思います。
それにもまして今でもその住宅に住み続けておられる住まい手の方々には感謝します。
建物はいくら設計がすばらしくても結果的にそれを使う人たちにその運命がゆだねられてしまう。
文化財やら資料館などという形で残されて行くのも一つだと思うけれど、住宅の場合、そこに住み続けて現役として使われることが一番いいのだと思うし、今回、ヴォーリズの設計した住宅を見て回って感じたことでした。

あともう少し(2回かな?いや3回かも)旅行記が続きます。

つづく.....。

二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2010-01-12 18:38 | 旅行
八幡堀のなかでもこの辺は時代劇で良く見かけるところです。
d0016587_15171796.jpg

ツリーサークルなんかは草などで覆い隠され、庭園灯はそれっぽい木のカバーがされ、江戸時代風に撮影のときはされていました。
d0016587_15175090.jpg

この辺は船宿の裏手や堀端の風景なんかに良く使われている場所ですね。
鬼平では彦十のとっつぁんと再会するシーンに用いられていますし、掘割に船を浮かべて町人などの人々が行き交えばそこはもう江戸時代へタイムスリップした気分でしょう。
d0016587_1518773.jpg

白雲橋の脇から見たところ。
桜が満開のときはきれいでしょうね。
d0016587_15182181.jpg

八幡堀はいまや時代劇にはかかせない場所となり、最近は時代劇を見た時にチェックして見てちゃうんですよね。

つづく.....。


二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2010-01-10 18:09 | 旅行
今回の旅の目的の一つでもあった八幡堀巡り。
近江八幡は11月いっぱいまでは水郷巡りが出来るのですが、12月になると乗り合いの船が冬期休業に入ってしまい、断念しました。そのかわりに八幡堀巡りはこちらも11月までだったのですが、電話であらかじめ予約を入れれば大丈夫だということで、旅行する前に13時に予約を入れておきました。
たしかにこの季節寒いし、オフシーズンということで観光客もまばらな状態なのでしかたないのですが、逆にシーズンになると混雑して大変そうなのでちょうど良かったのかもしれません。
ということで、乗り場となるかわらミュージアム前に行きました。
d0016587_14545656.jpg

貸し切りかと思っていたら、近くにいた1組のご夫婦が乗ってこられました。(むー残念)
船が堀を進んで行くと橋の上から見ている観光客の姿もありました。中には船に乗れるか確かめて乗船場に来た方もいました。
d0016587_1554216.jpg

約30分ぐらいの八幡堀巡りの船は手漕ぎではなくエンジン船でしたが、堀端の江戸時代の風情を少しでも感じられたのは良かったです。(風が冷たく寒かったけれど)
季節が良くなれば、桜がきれいでしょうし、菖蒲の花も咲き、緑が映えた四季折々の堀端風景が見られます。また違う季節に訪れてみたい場所ですね。
d0016587_156879.jpg

今でこそこのように八幡堀も観光スポットとなったり、時代劇のロケ地として知られていますが、昭和40年代後半には埋め立てられようとしていました。
市民運動により、清掃、整備され現在のようになったと聞きます。
私たちが今こうして訪れることが出来るのも当時この風景を残そうという方々の運動があったおかげです。利便性や経済性の面からいってもそこに住む人たちにとって親しんだ風景を残して行くことは決して容易なことではありません。今後もこの風景を残して行ってほしいと思います。
d0016587_1562775.jpg

これらの堀に架かる橋はよく見るとRCで出来ていたり、鉄骨で出来ているのですが、時代劇でテレビを通してみるとそれなりの木橋に見えるものです。また夜のシーンであったり、アングルによっては本物に見えるんですね。
d0016587_1564920.jpg

写真は船橋といわれるもので船の上に渡された浮き橋です。



実際江戸時代の風景がどうだったのかは知らないし、時代劇でしかその雰囲気を知ることが出来ない身としては、ちょっとだけ江戸時代の気分を味わった八幡堀巡りでした。

つづく....。

二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2010-01-10 16:53 | 旅行
彦根から電車に乗って20分余り、琵琶湖は続くよどこまでもって感じで、これはもう海ですよ。あらためてその大きさを実感しながら、今回の旅の最終目的地近江八幡に正午前に到着しました。
近江八幡の街並が保存されているエリアまでは駅から徒歩で30分弱ということだったので、日頃の運動不足解消のために歩いて向かいました。
途中、「逢味庵」さんで昼食をとり、まずは13時の八幡堀巡りまでの時間まずヴォーリズ設計の旧八幡郵便局へ向かった。
ご存知のように近江八幡といえばヴォーリズ建築で建物も集中して多く残っている有名な場所である。ヴォーリズは国内外で1600棟を超える建築を設計したという。(これはちょっとビックリする数字ですね)
ヴォーリズ建築を見て歩くことは今回の目的の一つでもありました。
d0016587_18282192.jpg

この旧八幡郵便局は90年近く前の1921年(大正10年)に建てられた建物で一粒の会の手によって保存運動がなされ、原設計の正面ファサードが復元されました。
d0016587_18283566.jpg

見学は無料ですが、近江八幡に残るヴォーリズ建築マップを購入し、またこの旧八幡郵便局の保存運動の冊子も購入しました。(ともに200円でした)
d0016587_1829616.jpg

こうした建物を保存して行くというのはとても大切なことですが、とても大変なことだと思います。すべてしっかりと修繕できればいいのですが、資金的な面も大変でしょうし、それを維持管理していくことも大変苦労することだと思う。
ただ自分の住む町に残したいと思う建物があるかないかを考えた時、ないよりはあった方がやっぱりいいし、残して行きたいと思われる建物を設計していかなくてはといつも感じている。
その点、この近江八幡の一つのアイデンティティとしてヴォーリズ建築があるということはとても幸せなことでもあると思う。
d0016587_18292381.jpg

2階には4枚のパネルにヴォーリズの住宅に関する言葉が紹介されていました。
住宅建築の五つの目的
第一:生命の保護及び安全
第二:安楽
第三:個性の発展、或は家庭の秩序を正しくする
第四:健康
第五:人種の発展
(ヴォーリズ著「吾家の設計」より)

また大正時代としては最先端技術であった二重床による床下配線ピットやおがくずを敷き詰めた遮音床、またトップライトなど建築的に見ても随所にいろいろ工夫がされている建物でもあります。
d0016587_18293730.jpg

まだ完全に修繕が終わってはない部分もあり、傷んでいるところも見られましたが、今後も大切に保存して行ってほしいですね。

さて時間もそろそろ13時近くなってきたので八幡堀巡りの船に乗るためにかわらミュージアム前の乗船場に向かいました。

つづく....。


二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


[PR]
by zucky67 | 2010-01-09 22:12 | 旅行

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


by zucky67
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30