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姫路・伏見・奈良の旅 その21 奈良11 興福寺

次は興福寺。今回で3度目ぐらいだろうか?
興福寺といえば”阿修羅さまー”がいらっしゃる。
10ヶ月ぶりのご対面となる。
まずは近鉄奈良駅から歩いて向かった。
北円堂わきを通って
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ちょっと小振りな三重塔
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南円堂
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日本で2番目に高い五重塔。ちなみに一番は東寺の五重塔。
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東金堂
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これらの建物は南円堂以外はすべて国宝。南円堂も重要文化財に指定された建物。
その他、興福寺には阿修羅像をはじめ多くの国宝が国宝館に安置されています。

現在、中金堂が再建中(訪れたときはまだまだという感じでしたが)で昨年10月には立柱式が行なわれたというニュースがあったのを記憶に新しいと思います。
それに関連することでちょっと驚いたことは、再建される中金堂の柱は国産材ではなくカメルーン産のアパ(通称アフリカケヤキ)を用いたということです。最近はこのアフリカケヤキがよく神社仏閣には用いられているというのも知りませんでした。
日本の国土の2/3が森林という恵まれた環境にあるにもかかわらず、こうした歴史的建造物に用いることができる樹木はすでに日本では採れないというのは残念です。
ちなみに平城宮跡の第一次大極殿は国産ヒノキ材を使用していて、そのコストは100億近くかかり、総工費はなんと180億という一大プロジェクトだったようです。その時用いられたのは、およそ250年ぐらいのヒノキだったそうですが、100本採っても5本程度しかものにならなかったようです。コストもかければあれだけ大規模な建物が建つわけですが、なかなかそういうわけにも普通はいかないのが現状というものです。
しかし本当に後世に残して行くべき建物に用いるべき材木が国内で採れないというのはさびしいものです。
中金堂が落慶するのは2018年(平成30年)を予定しているようですが、随分と先だなあ、なんて思っているとあっという間に7年ぐらい過ぎちゃいますね。

ところで国宝館はちょうどリニューアルオープンしたてでしたが、東京の阿修羅展のフィーバーぶりはうそのように落ち着いてみれました。やっぱり東京と比べると観光地とはいえ人の多さが違います。

奈良の建物は、重厚で力強さを感じるデザイン。京都とまた違う良さを感じます。
さて興福寺を後にして次は木造建築の最大規模を誇る大仏殿がある東大寺へ行きますか。

つづく。



二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


by zucky67 | 2011-01-14 10:00 | 旅行

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


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