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お散歩日記14 テオ・ヤンセン展

先日、雑記 272 テオ・ヤンセンのミニビーストでも紹介しましたが、お台場の日本科学未来館で来月の14日まで開催中のテオ・ヤンセン展に行ってきました。
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初めて日本科学未来館に来たのですが、以前周辺に建物が建っていない頃と比べると、なんか周辺に埋もれた感じがしたからか随分印象が違って見えた。
事業仕分けでも取り上げられていたように思うが、この日も多くの小中学生が訪れていて、子供たちにとっては良い施設だと感じた。
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雑誌やYoutubeなんかで写真や動画を見ていたし、大人の科学のミニ・ビーストを作っていたから本物を見れるワクワク感でいっぱいだった。
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まず会場に入った瞬間、本物はやっぱり凄いのひとこと。
しかし細かいところを見て行くとプラスチック・チューブで作られたその接合部のつくり方はとても原始的だということに気づく。
しかしその集合体が徐々に進化し、巨大化して行く姿を会場で目にすることになる。
1990年から作られている「ビーチアニマル」は、前グルトン期、グルトン期、コルダ期、カリダム期、ダピディーム期、リグナタム期、ヴァボラム期、そしてセレブラム期という風に実に8期に渡って進化を遂げた。
下の写真はリグナタム期に作られた「アニマリス・リノセロス・リグナタス」という最初の木材のビーチアニマル。
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下の写真はセレブラム期に作られた「アニマリス・ペルシピエーレ・レクタス」というビーチアニマル。全長は10mほどあり、触覚がついていて障害物を察知して反対側に方向転換する。また基本的に風の力によって動くビーチアニマルたちだが、これは風力でペットボトルに圧縮空気を溜め込んでおけるように進化しているために無風の状態でも動くことができるようになっているのには驚いた。
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全世界で初公開となるビーチアニマルで「アニマリス・シアメシス」という全部で72脚あるその動きには圧倒させられる。これは前者「アニマリス・ペルシピエーレ・レクタス」より更に進化していて、障害物を察知する触覚はもちろんだが、その方向転換のスピードは比べものにならないくらい早いのに驚いた。また海岸に生息するが、泳げないビーチアニマルたちにとって最大の障害は海、つまり海水だ。
それがこのビーチアニマルは水を察知してそれとは反対方向に動くように進化している。これまた驚いた。
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上記2体は室内の限られた会場内ではありますが、デモンストレーションで実際に動くところが見れる。これは必見だし、思わず声が出てしまう動きだと思います。

このテオ・ヤンセン展は来月14日までお台場の日本科学未来館で開催中です。
興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
個人的にはとても面白いものでした。




二人の造家師が住まいを提案する design studio bAOBab


by zucky67 | 2011-01-22 12:00 | 展覧会

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


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