今日の1冊 005 石川英輔
2008年 12月 10日
ちょっとしたSF小説。
辻褄のあわないことは多少ありますが。
2050年、遠いようで近い将来、日本が物質文明の行き詰まりから江戸時代のような生活へと回帰したという設定。
ありえるかどうかは別として、万万が一そうなったとしたら世の中どうなるのか。
現在、人類にとっての問題として叫ばれているピーク・オイルによるエネルギー問題、そして人口増加やバイオエネルギーによって引き起こされる食糧問題など。
複雑に絡み合った利害関係の中で動いている現代社会へ警鐘を鳴らす意味もあるのだろう。
急激に発展して来た日本がこれから実際来る2050年にはどういう姿になっているか。
どういう未来が待っているのか考えさせられた本でした。
by zucky67
| 2008-12-10 18:43
| 本