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雑記 087 建築士法講習会

今日は先週施行された告示15号(今までの業務報酬に関する告示1206号が廃止になって)の業務報酬に関する講習会を聞いて来た。
一昨年の建築基準法の改正、昨年の建築士法の改正とここ何年かで建築に関する法律関係が大幅に改正された。
その度に講習会が開かれている。しかし熟考されて改正されているような感じではなく、スケジュール的に決められた関係上、説明がいつも後手後手な印象が多い。

法律が改正されてこうした講習会を開いて周知を図るのはわかるが、今日の話を聞いていても分かる部分と分かりにくい部分、理解出来ない部分などある。いつも時間の関係で説明不足になる。また法律用語や言い回しがややこしい場合、解釈があいまいな部分も多く、実際に運用する場合に適用出来るところと出来ないところがあって、いつもケースバイケースで考えて下さいということ多い。一体どうすればいいのか正直迷ってしまうことが多々ある。

しかし昨年の金融破綻により、社会システムとして今までの仕組みが成り立たなくなっている時期だけにいろいろと変わるのは今後どういう影響が出てくるかは分からないけれど、この変化に対応して行かないといけないことは重々承知している。
けれどいい方向に変わってて行くのは喜ばしいことだろうが、法律化することで融通が利かなくなるのも一方にあることも忘れてはならない。周知徹底までに時間もかかるし、実務者だけでなく行政側の対応もバラバラになりがちになるのも当然の様に起こる。

さてこれから省エネ法の改正や住宅瑕疵担保履行法、4号特例の廃止など待ち構えており、建築業界は変化、変化、チェンジしていくことになるだろう。
また昨年末から国の方では建築基準法でカバー出来ない部分を縛る建築基本法なるものも検討をしているようだ。

ますます目が離せない状況になっている感じだ。

しかし法律というものはなぜもう少し簡単に出来ないものなのでしょうかね。表現の仕方も少し分かりやすくすれば周知徹底ということは簡単にいくように思うけれど。

話を戻すと今日も監理と工事監理の区別を仕切に説明していた。
一連の建築関係の法改正は消費者保護の観点にもかかわらず、結局そのしわ寄せが消費者に行かないようにしなければいけないと思う。

とにかくこれからますます法律が複雑化する。定着するまではまだ少し時間がかかりそうな気がします。
なんか頭痛が......。


by zucky67 | 2009-01-16 23:24 | 雑記

design studio bAOBab 鈴木のBLOG さいたま市で住宅を中心に手掛けている設計事務所です。住まいや建築、日々感じること、自分なりのプチハッピーライフを書き綴っています。


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